全国高等専門学校デザインコンペティション

全国高専デザコンとは?

「全国高等専門学校デザインコンペティション」(通称:デザコン)は,全国の高等専門学校で競われるロボコン(ロボットコンテスト),プロコン(プログラミングコンテスト)に続く,第三の競技です。

デザコンの始まりは,昭和52年(1977)に明石高専と米子高専の建築学科で行われた研究交流シンポジウムであり,その後,参加校を増やし形態を変え発展して来ました。

平成16年(2004)から主催は高等専門学校連合会となり,デザインの領域を「人が生きる生活環境を構成するための総合的技術」と捉え直し,建築学科の枠を超えた全国の高専全体で取り組む「全国高等専門学校デザインコンペティション」に生まれ変わりました。

デザコンは,主に土木系・建築系で学んでいる学生を中心にして全国の高専生が参加するもので,生活環境に関連した様々な課題に取り組むことにより,より良い生活空間について考え提案する力が育成されます。また,各高専で養い培われた学力,デザイン力の成果を基として作品を作成し競いあうことにより,普段の高専内での学習だけでは得ることが出来ない,高いレベルでの刺激を互いに与えあえる貴重な機会となっています。さらに,平成25年(2013)から同日開催されていた3Dプリンタを活用した「3次元デジタル設計造形コンテスト」が,今大会からデザコンの「AMデザイン部門」として発展的に統合されました。このように,デザコンは新たなステージを迎えました。

デザコンの大会は,毎年場所を変えて開催しています。この大会が開催された地域では,ものづくりや科学技術への関心を高めてもらうとともに,高専生の技術の高さが示されることによって,高等専門学校が目指している人材育成の成果を社会に示す貴重な機会ともなることを期待しています。

中学生のみなさんや一般の方々が本大会を見ることで,高専で学ぶこと,高専だからできること,高専の学生のパワーとアイデア,高専に対する疑問の答えのいくつかが見つかる大会にしていきたいと考えています。

まだまだ進化し続ける『デザコン』を今後ともよろしくお願いします。
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